秋も深まり、旧暦長月の満月を迎えました。
東京の空は曇りですが、
二日前の十三夜のお月様、とてもきれいでした。
いかがお過ごしですか。
実りの秋、やはり栗や銀杏など、
小さくても滋養がみっちりと詰まった
木の実が美味しいですね。
今日は、武蔵野のお寺に精進料理をいただきに出かけました。
三光院という尼寺なのですが、
繊細で完成された独特のお料理は、他に類を見ません。
しみじみと味わい、心が静かになる。
どうしたら、こんな味わいになるのでしょう。
お庭で採れた銀杏をお土産にいただき、
豊かな気持ちで帰ってきました。
自宅のキッチンも、今月末にリフォームがスタート。
一週間ほど料理ができません。
スタッフ猫のサクヤ・ブロッサムにとっても大事件。
お気に入りの食器棚の上のスペースもなくなってしまいます。
新しいキッチンで、美味しい煮干しを使ったご飯を作るから、
よろしくにゃと、工事までに説得が必要。
猫の新生活がどうなるかも楽しみです。
感覚が繊細になる秋は、
芸術に親しむのにぴったりの季節。
11月の銀の鈴では、ソルフェジオ音階に調律された
身体中のナーディー(脈管、経絡)に響く
サントゥールの演奏を2時間半聴き続ける
「プレミアム・サントゥール」を開催します。
演奏は、名手のジミー宮下氏。
音の響きの力を感じとれるコンサート。
ご興味とお時間がありましたら、ぜひお運びください。
暦の上では、晩秋もあと半月。
月の力を味方に、素敵な秋を味わってくださいね。
素敵な日々を!
オフィス銀の鈴・鈴木洋子
月のリズムを意識してみると、
生活全体が、自然の流れと調和してきます。
新月から満月まで、外から必要なものを取り入れてゆく。
満月から次の新月まで、要らなくなったものを排出していく。
排出したら、また新しいエネルギーを吸収。
前回の新月に、フィンランド旅行へ出発しました。
彼の地で、満タンにエネルギーをいただいたのでしょうか。
帰国してからの満月より昨日まで、
体から要らないものが取り除かれ続けたような気がします。
かなりのインパクトがあった旅です。
ご馳走の食べ過ぎもリセットされ、
食事の摂りかたも少し変わりました。
そして、1センチ角で体が満足する
飛びきり美味しいローチョコレートに出会いました。
食べ物に対する概念が変わりそうです。
近々、ライフストア鈴丸にもお目見えする予定。
今日からの新しいサイクル、
日本古来の伝統である「麻」に関するイベントが多彩です。
大麻飾り、大麻セラピー、ドキュメンタリー映画「麻てらす」上映会など。
ご興味がありましたら、ぜひお運びくださいね。
ライフストア鈴丸には、美味しいものの他に、
猫ともだちカレンダー、旧暦美人ダイアリーが入荷しています。
新月は、いろいろ計画するにも良い時期ですね。
そうそう、美運メイク撮影会、ご参加受付中です。
新しい計画にご準備に素敵なプロフィール写真がご用意できます。
スタッフ猫のさくや・ブロッサムは、
最近の急な冷え込みで、エアコンでお腹を暖めたり、
湯たんぽにひっついたり。
冷えは大敵。良く暖まりましょう。
これからは、紅葉狩のシーズンですね。
楽しい晩秋を。
月の力を味方に、充実の日々をお過ごしください。
オフィス銀の鈴 鈴木洋子
旧暦葉月の満月となりました。
おとといは、十五夜で中秋の名月。
夜空が美しい季節です。いかがお過ごしですか。
9月の終わりの10日間ほど、フィンランドに滞在していました。
前々から行きたかった森を味わうためですが、
オーロラを見に行きたい面々が
何もかも準備してくれた旅行に混ぜてもらったので、
オーロラ観測もできました。
(一緒に観測していたドイツ人の方の高性能カメラで撮影。肉眼ではもっと薄い光です。)
言葉にしようのない、あえかな、スケールの大きい光を求めて、
湖の上の空を眺める夜を幾晩も過ごしたためか、
まだ視界がくっきりしています。
見え方が違うせいか、
まだ西新橋に帰還していないような感覚です。
感覚が戻っても、
近くばかり見る生活、これを機に変えたいものです。
フィンランド北部のラップランドの森、
それは素敵でした。
ふかふかの灌木の上を歩き、ベリーを頬張りながらの散歩。
最高の空気と水。これに勝る贅沢はないでしょう。
日本も森と水の美しい国。この宝物は何より守るべきものと
改めて思いました。
留守の間にも、素敵なイベントがいくつも企画されていました。
銀の鈴主催のイベントは、
「美運メイク撮影会」
「気韻と真言」
「プレミアム・サントゥール」など、
深~くがっつりと身に沁みるものばかりと自負していますが、
この秋は、銀の鈴を会場に、素晴らしいイベントを主催してくださる方が増え、
嬉しい限りです。催しの幅も広がってきました。
ぜひ、お時間がありましたら足をお運びください。
近所の新虎通りも、いろいろ楽しげです。
弥彦村や、出雲崎などの自治体が参加しています。
スタッフ猫のさくやブロッサムは、10歳となり、
ますますコミュニケーション能力が増しています。
(甘えん坊になったともいう)
今日は、人間5人の打合せに参加し、
テーブルのお茶をひっくり返して、
見事注目を浴びていました。
賢くなるのも困るなぁ~
ではでは、実りの秋、
月の力を味方に素敵な日々をお過ごしください。
オフィス銀の鈴 鈴木洋子
幸運なことに、フィンランド北部ラップランドの森へ行くことができました。
ヘルシンキから国内線でイヴァロ空港へ。
そこから湖のほとりにある一軒宿へ。
翌日は車で30分のイナリの町を散策し、翌々日は朝から森へ!
遠くも近くも美しい。
色々な形の苔。
ふかふかした足元。言葉に尽くしがたい気持ちの良い空気。
森の時間は、元気をくれる特別な時間。
旧暦文月の満月となりました。
東京の空は、降ったり止んだり。
いかがお過ごしですか。
梨、葡萄、さつま芋と
実りの秋の味覚が届きます。
サマードレスはもうしまわないと・・・
来年のカレンダーも見かけるようになりました。
2017年の活動の実りをしっかりと
味わい、実感したい季節です。
イベントも充実しています。
屋上ガーデンでは、毎日唐辛子が豊作。
赤くなる前にせっせと収穫して料理しています。
パープルのトマトも収穫しました。
先日、採蜜された蜂蜜、
今回も良い香りと軽やかな風味です。
エディブルガーデン、幸せの素です。
スタッフ猫のさくや・ブロッサムは、今月10歳のバースデーです。
意思表現に工夫を重ね、
技を凝らして、希望を伝えてきます。
このカリカリより、あの煮干しとか。
外出禁止とか~
猫の方は、言葉がなくても
私の感じていることは共感共有しているようです。
人間て言わないとわからないんだから全く~と
思っているかもしれません。
言葉を話さなくても存在する万物に共感できる感覚、
時には、自然の中で取り戻したいと思います。
そんな身体感覚を目覚めさせ、活性化させる
ボディーワークが、身体感覚講座や鈴舞です。
鈴舞は、私がワークしますので、
ご興味がありましたら、お気軽にお声がけくださいね。
初秋の満月の晩、
月の力を味方に素敵な時をお過ごしください。
次の新月は、鈴の音はお休みをいただきます。
また、満月にお便りいたします。
オフィス銀の鈴 鈴木洋子
旧暦文月の新月を迎えました。
本来なら木陰が嬉しい季節なのに、
日向が貴重な日々が続いていますね。
いかがお過ごしですか。
今朝はラッシュの前の電車に乗って、
水を祀った神社へ。
美味しい水を汲んできました。
ビルの谷間に豊かな自然を感じて嬉しい気持ち。
その昔、銀の鈴の近くの愛宕山の麓に、
児盤水という霊泉が湧いていたという記録があるのですが、
今は場所もわかりません。
家から歩いて行けるところに、湧き水があったら、
それはとても豊かなことですね。
ヨーガの講座を開いてくださっている
国分寺にお住いの新開先生夫妻のように・・・
水への祈りは、ずっと絵を描く時のテーマにもなっています。
夏の1ヶ月、個展をさせてくださっている
Gallery Ushinも川越の川辺。
在廊日の帰り道には、川越氷川神社や鰻屋さんなど、
小江戸散歩を楽しんでいます。
水道の蛇口で水を飲んだり、
果ては、トイレに閉じこもったり。
流水音が好きなのでしょうか・・・
でも濡れるのは、猫並みに嫌いです。
旧暦文月は、早くも初秋です。
秋冬の充実したイベント、
是非スケジュールをチェックしてくださいね。
ボディーワークの鈴舞&岩茶席や
2時間半の音瞑想プレミアム・サントゥールなど
銀の鈴ならではのお楽しみです。
スケジュールを決める時、
月日は、手元のカレンダーにあると思いがちですが、
本当は、お月様とお日様は大いなる宇宙の中に。
人智を超えたタイミングで、
出会いが紡がれ、日々が彩られて行きます。
予定の記入されていないスケジュール表の空間、
これからどんな贈り物が、宇宙から来るのかなぁとワクワクします。
全部埋まると、ちょっとがっかり。
少しは未知のお楽しみを残しておきたいと思います。
天候不順な日々ですが、お身体大切に。
新月の力を味方に、素敵な時間をお過ごしください。
オフィス銀の鈴 鈴木洋子
今日の夜明け前、
旧暦閏水無月の満月となりました。
東京は、夏空が戻りましたね。
いかがお過ごしですか。
ここ数日は、岩茶を味わっています。
ちょうど一年前に訪ねた産地の武夷山を感じつつ。
光と霧と岩と植物。そして名人。
絶妙にブレンドされた自然のエッセンスです。
旅の恵みは、後々まで日常生活に活かされて行くようです。
嗜好品というよりは、必需品。
必要な知識や物がもたらされると感じます。
オフィス銀の鈴のHPに掲載している
7月のホピツアーの旅日記、やっと書き終わりました。
7編にもなってしまいしたが、
ご興味ありましたら、ご覧くださいね。
帰ってから丁度1ヶ月。
どの体験もその上に未来が重なって行くことを思うと、
9日間の旅の間に響いていた調べは、
今後の人生でも響きつづけるのでしょう。
時々、儀式の歌と太鼓が蘇ってきます。
地元新虎通りの方も、
趣向を凝らした旅するカフェやストアができ、
ワークショップを開いたりしているようです。
日曜日にオープンしている貴重なお店が出来て便利。
銀の鈴のイベントにも、遊びにいらしてくださいね。
コンサートやメイクレッスン、
ゆったり贅沢な時間になりそうです。
スタッフ猫のさくや・ブロッサムは、もうすぐ10歳。
近頃、富に丸くなり、看板猫に励んでいます。
使命感に燃えているようです。
屋上ガーデン園芸部の収穫祭にもしっかり参加。
私共々、お客様をお待ちしております。
立秋を過ぎたとはいえ、
夏休み気分いっぱいの季節。
月の力を味方に
素敵な日々をお過ごしください。
2017年 7/1~9日に参加したホピツアーの旅日記、その7です。
ここまでに書ききれなかった体験のいくつかをご紹介して、旅日記のまとめとなります。
この旅では、アムトラック(大陸横断鉄道)の寝台車を初体験しました。
ホピの居留地までの行程は、まず成田から空路でロスアンゼルスまで。
重厚な造りのユニオン駅
ロスアンゼルスのユニオン駅のアムトラック寝台席専用のラウンジで手続きして、
乗り込みます。
ラウンジには飲み物やスナックが。
ラウンジからホームまで、カートで送迎。
この制服のおじさんが、レストランの予約から寝台のセッティングまで面倒見てくれます。
車内にはラウンジ、レストラン、シャワー室などが完備され、
いつでも美味しいアメリカンコーヒーが飲めるようになっています。
車窓からの風景。可愛い駅。 アメリカらしいコンテナ。
レストランでは、ホピの女性と17歳の女の子の二人連れと同席でした。
ホピの少女はラダックの女の子と見間違うほど似た顔立ち。
私達が日本から着いたばかりと言うと目を丸くしていました。
彼女達は、アルバカーキまで行くそうです。
私達は、その手前のフラッグスタッフまで。夜明けに到着です。
レンタカーのオフィスが開くまで、
早朝のカフェで地元の方達と朝ごはん。
ロスやサンフランシスコと違う初めて触れる町の風景
ここから6日間は、ずっとレンタカーに乗って移動でした。
ドライバーのきょうちゃん、ナビのあやさん、
ありがとうございました。
アムトラックやルート66のドライブ。
途中に寄ったスーパーマーケットやガソリンスタンドも楽しい体験。
ガソリンスタンドでは、ホットドッグや珈琲が充実。
ホピやズニのところでも見かけたトウモロコシの粉。
ギャラップの街のスーパーにも大量に売っていました。
久しぶりのビバリーヒルズから
駅やホテルの雰囲気あるインテリア、
アメリカ中西部ののんびりした街、
荒野の風景、
予想よりヘルシーで美味しかったアメリカ料理などなど。
ホピやズニの居留地以外の地域も新鮮でした。
毎日毎日、ぎっしりといろいろな体験が詰め込まれた、
それは濃い9日間の旅でした。
とてもお世話になった旅の仲間の皆さん、ありがとうございました。
今回参加したホピツアーは、オフィスTENさんの企画です。
ポピの精霊人形カチーナを扱うお店Sun & RainのHPに、
ホピ族のことなど詳しい記事があります。
ホピについて
充実の企画に感謝しています!
ポピツアー旅日記、長くなりましたが読んでいただいてありがとうございます。
この旅の体験を、日常生活や仕事の端々まで活かしていきたいと思います。
全ての瞬間に喜びと感謝を感じます。
2017年7/1~9日に参加したホピツアーの旅日記その6です。
旅行も終盤。サンタフェでの自由散策を楽しみ、いよいよ帰途です。
サンタフェには、20世紀のアメリカを代表する女流画家、
ジョージア・オキーフ(1887-1986)の美術館があります。
フォトジェニックな風貌とカリスマ性から雑誌などにとりあげられる事も多く、
私も、既に知っているような先入観があって、
美術館は後回しになり、入館しませんでした。
しかしながら、自由散策中に旅仲間の購入した2枚のポストカードを見て、
オキーフの印象は一変!
一枚は、カチーナを柔らかく描いた絵、
もう一枚はアンディ・ウォーホールと笑顔で並んでいる写真。
モデルのような凛とした表情しか知らなかったけれど、
こんなに柔らかい人だったの?
俄然、興味が湧いてきました。
あまり時間の余裕がない中で、空港とは反対方向へ100㎞ほどいったアビキューにあるオキーフの家に行ってみることになりました。予定外のサプライズ。
途中、美しい川辺の村などを車窓に見て、
なんて素敵なところ!この地を発見したオキーフの喜びが伝わってくるよう。
後で調べてみたところ、
オキーフのアビキューの家は、サンタフェのオキーフミュージアムが管理していて、
数キロ手前のオフィスからバスで出発するツアーが行われているそうです。
予約者のみ参加可能。写真、スケッチも禁止。
美術館のオフィス。この辺りに宿泊施設とショップもあります。
ここも美しい場所でした。ゆっくりお茶したかったけれど、速攻でお買い物する時間しかありませんでした。
ここで、オキーフの家はもう少し先にありますと教えられました。
私にとっては、あの場所を思い出す貴重なお土産。
オキーフのアビキューの家を目指してついた村には看板もなく、
車を降りてあたりをうろうろ。
ちょうど前を通った車が簡単なフェンスを開けて入っていくのを見て、
ついて行ってみると、
運よくスタッフの車で、裏口へ帰ってきたところでした。
予約のない人は、敷地内に入ってはいけなかったのですが、
何も知らなかったので、
裏からお庭を垣間見ることができました。
スタッフの方に、残念ながら掘の外を回るだけにしてください。
中には入れませんと言われ、
名残り惜しくも、引き返しました。
でも、中を見ていたら飛行機に乗り遅れたことでしょう。
すぐ近くのお店には、オキーフのポスターが。
大急ぎで、アルバカーキの空港までドライブし、夜の飛行機でロスアンゼルスへ向かったのでした。
翌朝はロスから成田へ。
時間にしたら30分くらいのオキーフのアビキューの家見学。
それも家の中には入れず、庭と外観を垣間見ただけ。
本来ならそれすらも見られないところだったので、幸運でしたが。
それなのに、大きな印象が残りました。
アビキュー、行ってみて本当に良かった。
60代初めのオキーフに永住を決意させたネイティブの文化の残る美しい土地。
庭で野菜や花を作り、絵を描き、充実した暮らしを楽しんだ家の放つオーラは、
私を引きつけ魅了しました。
ここから受けたインスピレーションは、私の暮らしにも影響を与えてくれそうです。
帰国後、買い求めたオキーフの家の写真集
オキーフの空間創りに魅入られます。
その精神性の高さは、古からの自然と調和した生き方への志向からきているようです。それは日本の文化とも通じるものがあり、
オキーフは若い頃から晩年まで、岡倉天心の「茶の本」を愛読していたそうです。
オキーフ最晩年に看護人を勤めていたパッテンの文章の一部を
以下に引用します。
『オキーフは彼ら(プエブロインディアン)の文明の持つ精神性に引きつけられた。彼らの物の見方と彼らの土地との強いつながりに共感を覚えた。
中略
余分な物のない、あたかも自然の本質に導かれたような古代アナサジ族の様式、その質素さは、オキーフがかつての東洋文化に見出し、彼女自身の目と精神が、つねに引きつけられてきたものだった。初期のプエブロインディアン文化とアジア文化の類似性に、彼女ははっきりと気づいていた。』
〜オキーフの家 より〜
自然と調和した土の家でありながら、
現代の建築技術である3層ガラスで大きな窓を作るなど、
自分が本当に生きていると感じられる暮らしを生きたオキーフ。
まさにその場に立ち、肌で感じたことは深く心に刻まれました。
幸せな暮らしのヒントを与えてくれているように思います。
アドピレンガのピンクがかった土の色、
繰り返し思い出すことでしょう。
その6まで続いた旅日記、あとは大陸横断鉄道のことなどをふりかえって、
次を続けたいと思います。
2017年7/1~9日に参加したホピツアーの旅日記その5です。
タオスプエブロでの1000年以上前からづつくいにしえの暮らしに思いを馳せつつ、
夕暮れのサンタフェに到着。
アメリカの宝石と呼ばれるサンタフェ。言わずと知れた美しい観光都市。
タオスプエブロのアーティストの作品が現地の5倍で売られていることもあるそうです。
サンタフェの市名はスペイン語ではLa Villa Real de la Santa Fé de San Francisco de Asísといい、
日本語では「アッシジのフランチェスコの聖なる信仰に忠実な王都」という意味。
聖フランシス聖堂の前には、アッシジの聖フランチェスコと
ネイティヴネイティヴアメリカンの聖カテリの像があります。
ホテルのレストランでは、地元のフラメンコ教室の発表会。
街の中心プラザでは、バンドの演奏でダンス。
地元の方々も観光客も楽しんでいます。
到着の日は、夕べを過ごすサンタフェの人々の様子と
もう閉店しているお店のおしゃれなウィンドーを覗いて楽しみました。
翌日は、朝から14時頃までサンタフェ散策、自由行動です。
アドベ(伝統的な日干し煉瓦)建築や、それを模した建物で統一された
美しい街並み。随所にアートが溢れ、お店も洗練されています。
夕べ、あちこちのお店ウィーンドーを見て歩いたのにも関わらず、
翌朝はすっかり買い物の意欲はなく、結局古い教会ばかりに足が向くのでした。
1607年にサンタフェはスペイン人によって創設されているけれども、
紀元前1000年頃からインディアンが活動し、
11世紀にはプエブロが定住していた地域。
タオスプエブロのような集合住宅が15世紀には出来ていたのですが、
スペイン人の入植により、カトリックへの改宗がされています。
ネイティブアメリカンとして初めて聖人なった聖カテリは、
カトリックに改宗したことで、部族からは迫害されカナダの教会に逃れています。
宗教的にカトリックの影響を受けていないのは、
ホピだけと聞いたこともあり、
この頃のネイティブアメリカンの置かれた厳しい状況を考えさせられます。
その歴史を思うよすがとなるサンタフェの古い教会を回りました。
サンミゲル教会 1607年頃〜アメリカ最古の教会といわれる 1710年再建
サンミゲル教会内のサンホセの鐘 鳴らしました!
サンミゲル教会は、優しい光を感じるところで、
サンタフェでは一番好きになった場所です。
ルテロ教会。支柱のない奇跡の螺旋階段が有名。
教会見学の間には、美味しいランチとティータイムも欠かせません!
レストランの中庭、赤いパラソルの下でヘルシーランチ。
ショコラでティータイム
最後に、待ち合わせ場所の聖フランシス聖堂に戻ると、結婚式が始まるところでした。
自由行動の後は、一路空港へという予定でしたが、
その前に思わぬところへ。
ジョージア・オキーフのアビキューの家。
この寄り道は素敵なエピソードとなりました。
また次に。
2017年7/1~9日に参加した平和の民ホピを訪ねる旅、その4です。
ズニ族、ホピ族の居留地を後に、
ギャラップの街の1930年代から映画制作の拠点となったホテルで、
古き良きアメリカの雰囲気を味わいつつ一泊。
素敵なホテルでゆっくりするか、
ニューメキシコの1000年以上前から続くネイティブアメリカンの集落を訪ねるか、
二者択一に迷いはなく、翌日は早朝にタオスプレブロへ出発しました。
今回のツアーに参加するまで、「プエブロ」という言葉を知りませんでした。
スペイン語の単語で、「集落」という意味だそうです。
日干し煉瓦のアドビAdobeで、集合住宅を作っていた先住民のことを指します。
タオスプレブロは、最古の団地であり、
今でも生活の場として使われていて、世界遺産となっています。
入り口で入場料を払い、村の中へ。
まずは、ドラムの音と歌声に引き寄せられました。
この家にいたのは、オータム・ディアさん。
この村で生まれたそうです。70代の男性。
すっきりしたクルーカットにTシャツ姿で、ドラムを叩きながら歌っていました。
美しい手作りのドラムが並べられ、写真入りの新聞記事が飾られ、CDも売っていました。
ドラムを叩いてみてもいいよと言われたツアー一行は、やはり只者ではありませんでした。
思いは一つ。一緒に奏でさせてください!
手に手にドラムスティックを持ち、4人で一緒に叩ける大きなドラムを囲んで、
オータム・ディアさんとセッションさせていただいたのでした。
CDも出しているプロには、釣り合わない合奏だったかもしれませんが、
それはそれは、楽しい時間でした。
思い出に、ドラムスティクを一本買いました。サイン入り!
この村には、水道も電気もなく、中央を流れるきれいな小川の水を使っています。
1000年以上前のアドビ煉瓦の建築は、5階建のところも!
梯子が特徴的ですが、元々は、出入り口が天井にあったからのようです。
室内には階段のない造りのようでした。
住んでいる人もいるそうですが、車で通勤している人が多い印象です。
お店をやっているところにはOPENの看板が出ていて、入っても良い建物。
アート、ジュエリー、ドラム、フルート、
家に隣接している大きな釜で焼いているパンやお菓子も売っています。
とても可愛いアクセサリーも発見。
お店番の若い男性に、これは母の作ったジュエリー、
あっちの絵は妹が描いたと説明してもらっているうちに、
作家のご本人たちも登場。人柄の現れた作品が魅力的でした。
それから、嬉しいことに蜂鳥に会うことができました。
私にとっては、喜びの象徴。
いにしえの暮らしを想像させるタオスブエブロが、更に印象深いものとなりました。
昼食に寄ったタオスの街の風景。ここで帽子を調達しました。
ゆったりと美しいタオスから、サンタフェへ。旅は続きます。
2017年7月1日〜9日に参加したホピ族を訪ねる旅の旅日記、その3です。
優しいホピの友人達の地を出発して、ロングドライブ。
アリゾナからニューメキシコを目指します。
アリゾナとニューメキシコの境にある
自治区になっているナバホネイションの首都、ウィンドロック見学。
ナバホの方々が、アクセサリーの露店を出していました。
有名な大陸横断道路ルート66沿いにあるギャラップで一泊。
ここはもうニューメキシコです。
ここでの宿は、映画制作の拠点として1937年にオープンした「エルランチョ」。
往年のハリウッドスターが滞在していたホテルです。
外観も内部も雰囲気があります。
2階の壁一面に、スターの写真とサインが飾られています。
客室の名前も俳優の名前。泊まったお部屋は、「ジミー スチュワート」
レストランの食事のコースにも、スターの名前が付いています。
お料理は、メキシカン! 地ビールがとても良い香りでした。
ホピの世界と全く違うハリウッドスターの世界。
こちらは、古き良きアメリカを感じさせる素敵なインテリアと
芳醇なビール付きの美味しいディナー。
私はこのホテルのロビーのウィンドーに飾られていた
ズニのジュエリーを一目で気に入り、連れて帰って来ました。
ポピのジュエリーとズニのジュエリーは見分けがつくようになっていたので、
ショップの方に、これはズニのでしょう?と確認すると、イエスの返事。
そして、私はナバホ。ナバホの言葉でありがとうは、ラ・シャー(と聞こえた)
と言葉を続けました。
この短い時間のショッピングで感じたこと。
彼女がナバホというアイデンティティに誇りを持っていること
ポビとナバホの言葉は、随分違って響くという感じ
ジュエリーもそれぞれの部族で特徴がはっきりしている
たくさんの部族、それぞれの個性があることを想像させてくれました。
サンフェイスのペンダント。
「幸せのシンボルなので楽しんでね」という言葉とともに、
私の元にやってきました。
街の散歩や、ショッピング、
素敵なホテルのベランダで、夜風に吹かれながらのおしゃべり。
今まで知らなかったアメリカの一面を楽しむ時間でした。
翌朝は早起きして、世界遺産の村タオスプエブロとサンタフェに向かいます。
そのお話は、また次に。