2017年7/1~9日に参加した平和の民ホピを訪ねる旅、その4です。
ズニ族、ホピ族の居留地を後に、
ギャラップの街の1930年代から映画制作の拠点となったホテルで、
古き良きアメリカの雰囲気を味わいつつ一泊。
素敵なホテルでゆっくりするか、
ニューメキシコの1000年以上前から続くネイティブアメリカンの集落を訪ねるか、
二者択一に迷いはなく、翌日は早朝にタオスプレブロへ出発しました。
今回のツアーに参加するまで、「プエブロ」という言葉を知りませんでした。
スペイン語の単語で、「集落」という意味だそうです。
日干し煉瓦のアドビAdobeで、集合住宅を作っていた先住民のことを指します。
タオスプレブロは、最古の団地であり、
今でも生活の場として使われていて、世界遺産となっています。
入り口で入場料を払い、村の中へ。
まずは、ドラムの音と歌声に引き寄せられました。
この家にいたのは、オータム・ディアさん。
この村で生まれたそうです。70代の男性。
すっきりしたクルーカットにTシャツ姿で、ドラムを叩きながら歌っていました。
美しい手作りのドラムが並べられ、写真入りの新聞記事が飾られ、CDも売っていました。
ドラムを叩いてみてもいいよと言われたツアー一行は、やはり只者ではありませんでした。
思いは一つ。一緒に奏でさせてください!
手に手にドラムスティックを持ち、4人で一緒に叩ける大きなドラムを囲んで、
オータム・ディアさんとセッションさせていただいたのでした。
CDも出しているプロには、釣り合わない合奏だったかもしれませんが、
それはそれは、楽しい時間でした。
思い出に、ドラムスティクを一本買いました。サイン入り!
この村には、水道も電気もなく、中央を流れるきれいな小川の水を使っています。
1000年以上前のアドビ煉瓦の建築は、5階建のところも!
梯子が特徴的ですが、元々は、出入り口が天井にあったからのようです。
室内には階段のない造りのようでした。
住んでいる人もいるそうですが、車で通勤している人が多い印象です。
お店をやっているところにはOPENの看板が出ていて、入っても良い建物。
アート、ジュエリー、ドラム、フルート、
家に隣接している大きな釜で焼いているパンやお菓子も売っています。
とても可愛いアクセサリーも発見。
お店番の若い男性に、これは母の作ったジュエリー、
あっちの絵は妹が描いたと説明してもらっているうちに、
作家のご本人たちも登場。人柄の現れた作品が魅力的でした。
それから、嬉しいことに蜂鳥に会うことができました。
私にとっては、喜びの象徴。
いにしえの暮らしを想像させるタオスブエブロが、更に印象深いものとなりました。
昼食に寄ったタオスの街の風景。ここで帽子を調達しました。
ゆったりと美しいタオスから、サンタフェへ。旅は続きます。