3月後半の南米旅行ご報告のPart2です。
ちょうどマチュピチュ遺跡が見えなくなる、カーブを描いた道で、
「バイバイ、マチュピチュ」とつぶやくと涙が出そうになった・・・
人に手をふるような気持ちで、聖なる山に手をふってしまう。
もう少し歩くと、遺跡は隠されて目にすることが出来ない
帰りの展望電車とバスを乗り継いで、夜クスコに到着。
ここには、博物館があり、土器、織物など、
予想以上に洗練された展示を足速に楽しみました。
ここには、半日位いたかった。
滅ぼされたインカ帝国の文化度の高さを見る事が出来ました。
美しいラルコ博物館
翌日は、往復でバスに8時間揺られ、ナスカの地上絵を見に。
小型のセスナ機が、機体を大きく傾け地上絵が見やすいように飛行する。
写真を撮る間はないので、よく肉眼でみるようにとのアドバイス。
というわけで、地上絵の写真はナイ・・・
けれどもナスカ平原は、地球上で最も強い磁気を発していることが計測されている地。
地上絵をみたのは、正味20分くらいでしたが、強い印象が心身に刻まれています。
宇宙人、ハチドリなどが後々まで、脳裏に浮かぶのでした。
空港で地上絵柄のショールを見つけました。これは貴重!
もちろんお買い上げです。
現地ガイドさんは、通訳として研究者などと仕事をしてきたベテランで、
ナスカの地上絵の保存と研究に半生を捧げたマリア・ライへにも会ったそうです。
ライへ女史は、「私はナスカ文明のお姫さまだったのよ」と言っていたそうです。
そして地上絵の「宇宙人の手」と同じように指が9本だったそうです。
(ショールの中にもありますよ)
運命的な不思議な感じがします。
宇宙的な謎を感じるナスカ平原からトンボ帰りをして、
次はブラジルのイグアスへ飛びます。
ホントにこんなに空中にいる時間が長いなんて、初めてのこと!
ペルー上空 ブラジルに着くともう夕方
旅の終盤、イグアス。
世界最大の滝の轟音をひたすら聴く2日間。
イグアスの滝は、ブラジルとアルゼンチンの境にあるので、
1日目はアルゼンチン側から見に行きます。
国立公園の観光コースは、テーマパークのように整備されている。
可愛い鉄道、ジープ、ゴムボート、徒歩のコースがありました。
ゴムボートで滝壺に突っ込む、それも3回!というツアーに参加。
滝のシャワーを全身にかぶって、迫力!
そういう場面に限って、やはり写真は撮れません。
肌の感覚の記憶があるのみ・・・
一番の観光スポットは、「悪魔の喉笛」と呼ばれる最大落差80m以上の地点。
風向き、水量、薄曇りの天候(晴天だと暑過ぎて大変らしい)、
ハプニングによる自由時間の延長など、ベストコンディションですと
ガイドさんは私達の幸運を祝ってくれました。
2日目はブラジル側から。
水の上に渡された遊歩道で、滝に近づきます。
風圧と水しぶきで、またまた全身シャワーです。
ミストの中、滝の近くで過ごした2日間、轟音が体中にひびき、
その振動は、帰国してからもしばらく体に残っているようでした。
イグアス・・・
現地の言葉で、大いなる水。
唯、そこにいるだけで、体の中に水がゴーゴーと流れていくような感覚。
今までの自分が無くなってしまったような・・・
水煙、渦巻く、泡立つ、落ちる滝。
滝の上には広々とした穏やかな川面。
何も考えることはない。
ひたすら水の音を聴き、その力を感じる希有な体験となりました。
マチュピチュ、ナスカ、イグアスと巡り、
どこも強烈な初めての感覚を受け取りました。
帰ってから2週間ほどは、全身配線が変わってしまったようで、
何もする気になれませんでした。
一ヶ月たった今頃になって、
やっと受け取ってきたものを消化して、活かせるような気がしています。
この体験を与えてくれた全てに感謝を。
今までと違う日々。
何年かの後に、これが節目だったと感じる時がくるかもしれません。
おまけ。イグアスの生き物達。わに、幸運のNo.88蝶々、オオハシは、チョコボールのキャラクター
お姉さんにおねだりして、蛇口をひねってもらったハナグマ。
美味しい食事におやつ
花々