5月に三泊四日で旅した韓国旅行記の続きです。
車をチャーターし、宿泊地の釜山から3時間かかって到着する
安東の河回村(ハフェマウル)は、600年前の姿そのまま。
世界遺産に登録された韓国の美と伝統が息づく場所です。
洛東江に囲まれ、樹齢600年の欅の御神木を中心に、
風水に基づいて作られた村。
戦乱からも守られ、朝鮮時代の生活が残っています。
世界的に有名な仮面劇を観ることができました。
貴族を庶民が揶揄する、笑いを誘う内容で、見物人も掛け声をかけたり、
一緒に踊って楽しみます。
元々は、神に捧げる踊りだったようで、御神木の前で演じられていたそうです。
面は迫力がありました。
チベット密教の仮面舞踏や、奈良の正倉院に伝わる伎楽面と通じるものを感じます。
川沿いの桜並木や対岸の芙蓉亭は映画やドラマの舞台としても有名です。
最後に心惹かれたのは芙蓉亭の麓にあった廟。儒学者が祀られているとガイドさんにききました。
陰陽の印が描かれた扉に、光が射していました。
風水に守られた、自然と調和した暮らしを今に伝える河回村。
もっとゆっくり、建物の内部を見たり、食事をしたりと泊りがけで見たい場所でした。
今回の旅で、最も行きたかった河回村を後に釜山へ。
この日の晩御飯に始まり、帰国するまでずーっと食べ続け。
韓国料理は、本当に美味しかった。そして疲れがとびます。
この続きは、また。