今年の旅は、韓国から。
新年会の抽選で、ホテルの宿泊券を引き当てたことをきっかけに、
新緑の5月に釜山へ旅することになりました。
ホテルは、釜山で最先端の高層ビルの立つ、
海辺のリゾートエリア。
高級車も多く、ホテルに住んでいるらしい親子とエレベーターで一緒になったり。
豊かな雰囲気。
日本のように財閥解体がなかった韓国には、並外れて豊かな人がいるようです。
早速、高級スーパーを探検!
野菜や五穀、ナッツなど、ヘルシーな食材がいっぱいでした。
駅の周りには、高層の住宅が何棟も立ち並んでいます。
東京港区の汐留と似た風景ですが、オフィスワーカーばかりの汐留と異なり、
家族連れが多くて生活している人もかなりいます。
週末の夜はビルの谷間にテーブルを出したお店が賑わい、
野外でフルオーケストラのコンサートもあり、
オベラ座の怪人などの映画音楽を地元の方々と一緒に楽しみました。
プログラムかと思いきや、学習塾のチラシをわざわざ手渡されたりして、
すっかり釜山住民に溶け込んでいたようです。
韓国到着二日目は、14時間車をチャーターして、
地域全体が世界遺産の古都、慶州と
600年前から保たれている風水の村、安東の河回村へ。
慶州の石窟庵には、精緻に掘られたドームの中に花崗岩で掘られた美しい仏様がおられました。
残念ながら、撮影禁止。
700年代後半の新羅時代に建立され、朝鮮時代は仏教が弾圧されていたため500年ほど放置され、その後日本による修復、韓国による修復を経て、今に至る世界遺産です。
朝一番にお参りしたこともあり、明るく清浄な場でした。
ここでの祈りは、旅の中で一番心に残っています。
瓦にお願い事を書いて、寄進しました。
仏頭花という白い花。祈願の提灯。
建物の後ろにあるドーム内の仏像の下を流れる湧き水が
手水場の狛犬の口からも流れています。
美しく和やかな時間を過ごして、これまた世界遺産の仏国寺へ。
見応えのあるもの満載の慶州を後に、安東へ向かいます。
この続きは、また。