今年のシルバーウィークの最終日は、
高野山阿闍梨・宮島基行師と身体感覚教育研究者・松田恵美子先生とのコラボレーション、
「気韻と真言」講座でした。
肉体の輪郭が消え、
自分の存在は
様々な波長の音の波に満たされた空間。
そんな心地となった素晴らしい時間でした。
「気韻と真言」は、今回で5回目。
講師のお二人の尽きせぬ探究心は、
ますますこの講座を深めていくようです。
真言の正式なご伝授の後、
みっちりと身体を整える身体感覚講座のワーク。
不思議な身体のシステムを体感し、
その視点から、五体投地や合掌の型をひも解いていきます。
ご真言の唱和や、母音を発声することで身体を整える気韻法で、
参加の皆さんの居住いもどんどん変わっていきます。
音の渦の中で、身体という空間のあちこちが振動し、
熱くなり、軽くなり・・・
宮島阿闍梨が作法するたびに、
身体の中でエネルギーが動く・・・
参加の皆さんお一人お一人が、
パイプオルガンの管のようになって
空間をシンフォニーが満たす。
7時間半に及ぶ参加型の講座は、
集中力も体力も必要ですが、
余分なものがふるいおとされ、
ゆるみ軽くなる時間でもあります。
声と真言の力を堪能した時間となりました。
今回もこの講座を開催できたことに
感謝で一杯です。
宮島師、松田先生、ご参加の皆様
本当にありがとうございました。
今年の春にオープンした新しい会場
「スペース銀の鈴」6階でも
一階の「銀の鈴」と同様に、
どんどんバージョンアップした
素晴らしい時間が積み重ねられていっています。