この春、父が逝きました。
流れる生命の力は、自らを活かし癒し、他も活かし癒す。
一緒にいるだけで、互いを癒している。
2年半前、
病院のリカバリー室での過酷な70日間と
奇跡的な治癒を通して、
身体への医学的な治療と
エネルギー体への癒しが
バランス良く必要なことを、身をもって教えてくれた父でした。
そして、
人生最後の五日間は、
看取る時間が、かけがえのない神聖な時であることを教えてくれました。
胸が痛くなる体験も、微笑みも
一瞬一瞬が美しい・・・
良い事、悪い事と分けなくても、
全部が大事なことを、全身で感じたのは初めてです。
二七日の頃、
自由で喜びに包まれているであろう
父の魂を思っていると、
どこからか、桜の花弁が一枚だけ舞い降りてきました。
三七日の頃、
桜を惜しんで、奈良の長谷寺へ春の小旅行。
心が柔らかくなる景色でした。
突然の雨も、また良し。
龍神の一声のような雷もまた楽し。
日々愉しめと父の声が聴こえたようです。