先週末の7月29日に、2016年11月のみつろうキャンドル作りに続いて、
2回目のみつばち発信プロジェクトのイベントを開催しました。
今回は、採蜜体験とみつろう懐紙(布製)をつくるワークショップです。
そして、銀の鈴の屋上で採れた「天空の女神たち」蜂蜜新発売。
最初に、屋上に暮らす蜜蜂達の巣箱を、養蜂家の後藤純子さんの案内で見学です。
巣に指を突っ込んで蜜を味わうという、驚愕の美味しい体験付き。
蜜蜂のお話、何度聞いても驚くことばかり。
働き蜂は、みんな女の子であることや空中結婚式のことなど、など、など。
遠心分離器を使った採蜜体験。
巣板の蜜の蓋になっている蜜蝋を丁寧に削り取り、
遠心分離機にセットして、ハンドルを回すと、
蜂蜜が流れ出て底に溜まっていきます。
みんなで順番に、ぐるぐるぐる。
蜂蜜の香りの風が湧き上がり、わぁ、いい匂い!
お味見の前に、みつろうワークショップです。
講師は、古瀬陽子さん。
みつろうで布に撥水加工をして、
何度も洗って使える「みつろう懐紙」を作ります。
溶かした蜜蝋を、布に染み込ませて、
ベイキングシートの上でアイロンをかけ、形を整えます。
みつろうが固まる前にシートから剥がして、冷ませば出来上がり。
早速、みつろう懐紙の上におやつを並べてティータイム。
屋上で採れた蜂蜜のテイスティングを楽しみました。
採蜜する時期で、味は毎回変わります。
2016年6月 養蜂を始めて最初に採ったもの
2018年4月 今回発売になったもの
2018年7月 採蜜体験当日に採ったもの
どれも「天空の女神たち」蜂蜜ですが、
色も香りもそれぞれです。
鈴の形の最中の皮をお皿代わりにしました。
終始、蜂蜜の香りに包まれた午後、
優しい気持ちになって、
名残惜しくイベントを終えました。
酷暑の続く中、参加してくださった皆様、
スタッフの皆様、ありがとうございました。
目の前の仕事に忙しくしている間にも、
万物が巡り、私たちを生かしてくれている自然の力に感謝。
小さな蜜蜂は、自然の大きなシステムのことを、甘い蜜で教えてくれます。
朝晩にほんのひとさじ、天空の女神たち蜂蜜を。
天空の女神たち蜂蜜は、生産量が少ないため、
イベント時のお味見のみで、今まで店頭には出ておりませんでした。
2018年の春は、たくさんの蜜が採れ、
このたび初めて、数量限定で販売することになりました。
今回発売の88瓶限定で、
銀色のスプーンが付いています。
このスプーンですくえる蜂蜜の量は、
おおよそ、1匹の蜜蜂が一生かかって集める蜂蜜の量です。
働き蜂の寿命は一ヶ月。
一匹が一生の間につくる蜂蜜は
およそティースプーンに二分の一。
そう知った時の思いを託しました。
☆☆天空の女神たちの郷造り「みつばち発信プロジェクト」とは?☆☆
2016年5月29日、養蜂家の後藤純子さんに連れられて、
二群の蜜蜂が銀の鈴の屋上にやってきました。
蜜蜂の巣箱が来てから、屋上の気配が優しくなりました。
猫の耳には羽音も聞こえるのか、スタッフ猫のさくや・ブロッサムも気持ち良さそうです。
なにしろ2万匹の大家族が増えたのですから、影響力がありますね。
都会にいながら、自然と調和した暮らしをおくりたい。
もっと伝統の智慧を感じ、生活に取り入れたい。
そんな思いを持っていた私にとって、蜜蜂の巣箱は新しい扉でした。
6月11日、採蜜を見学。
採りたての蜂蜜は初めて経験する素敵な味と香りです。
7月8日、二度目の採蜜。
前回よりも色が濃くなっていて、自然環境の日々の変化を実感させられました。
まわりの花々の状況が、即、今味わっている蜂蜜に影響するのです。
以来、ドラマチックな蜜蜂たちの生活は続いています。
蜜蜂の群の500万年も続いてきたシステムは、
自然の智慧の奥深さを感じさせ、もっと知りたくなります。
みつばちが教えてくれる智慧を学ぶ「みつばち発信プロジェクト」。
しあわせな未来の暮らしを
今ここから始めるための場所が、天空の女神たちの郷。
たくさんの方と素敵な場を創っていきたいと思います。
「天空の女神たち」は養蜂家の後藤純子さんのインスピレーションです。
銀の鈴の屋上で採れる蜂蜜のブランド名でもあります。