連休が取れたら温泉に!
ちょうど節分なので、神社も詣でることにしました。
どうせなら、良い方角へと方位を調べると2月3日までは西が良いよう。
寒波の雪の影響も少なそうなところ・・・
節分前日の雪の東京、羽田から長崎へ
長崎空港から小型機で壱岐の島へ
島は、観光のオフシーズンで、
お宿の広い源泉かけ流しのお風呂は貸切。
大きな流れ星も見られました。
玄界灘で獲れるご馳走づくしの懐石料理。
魚介はもちろん、米、野菜、大豆、お肉も地元産で、
土地の豊かさを感じました。
食料はほぼ自給可能。
島で完結するローカリゼーション。
これが出来るなら、本当に食生活は豊か。
お土産物屋さんで飲んだカフェオレさえ、
壱岐牛乳を使っていて、美味しかった!
ゆっくり朝風呂をいただいて、
節分の日は、神社巡りです。
最初に、神道発祥の地といわれる月読神社へ。
まず社殿の右側にある赤い鳥居の祠にお参りするようにと
アドバイスされました。
この日のガイド兼ドライバーは、月読神社の宮司さんのいとこ。
そして、今回の旅の決め手となった吉方と同じ名字を持つ西さん。
最高のガイドに恵まれ、全てお任せです。
男獄神社、壹岐神社、貴船神社、高御祖神社、天手長男神社、國津加美神社と、
どれがどれやら、わからなくなりそうな勢いで周り、
JAのスーパーで、地元の食材を見学&お買物。
潮が引いて渡れるようになった小島神社を参拝。
潮が引いて道が半分できたところ。
歩いて渡れるようになりました。
あおさのり キラキラの磯
アサリなども豊富だそう。
あおさと貝。すぐお味噌汁ができそう・・・
この日の観光の最後は、古墳見学。
壱岐に約270基あるという古墳には、
石室まで入れるものがいくつかあります。
中まで見られる触れられるのに感動
そのうちの一つ鬼の窟古墳へ。
この日のお宿の夕食も、壱岐の美味しいもの尽くし。
温泉に入って、翌朝は9時まで爆睡でした。
翌日の立春。
この南の地にも雪が散らつく寒波。
壱岐の古墳文化の展示のある一支国博物館へ。
この建物は、黒川紀章の設計とのことで、
フィンランドのサーミ博物館を思い出すデザイン。
ここには、弥生時代の原の辻遺跡が復元されている。
古代の壱岐は、海路で朝鮮半島、中国大陸と国際的な交流があり、
原の辻は、魏志倭人伝に記されている王都です。
掛け木古墳
朝鮮半島から壱岐へ
壱岐から大和へ
神社巡りと食体験から、
壱岐から海路で大和へと民族、文化が伝わっていった軌跡が感じ取れ
なるほど〜と感心していましたが、
改めて見ると、
もらったパンフレットや資料にはことごとく
「ヤマトの神々生まれた島」とか
「大和のルーツ壱岐」と書いてありました。
知らずに来ただけに、それが体感できたことが
良い経験になりました。
昨年、韓国の安東に旅して、
大和のルーツを感じたこととも相まって、印象が深くなりました。
今回見られたなかった壱岐神楽も、
韓国の仮面舞踏や奈良の伎楽とつながりがあるでしょうから、
興味津々です。
こんなことを思いながら、博物館を後にしました。
次に訪れたのは、岳の辻。
島で一番標高が高い場所で、古代から狼煙台が作られていました。
元寇の時、神風が吹く前に、
壱岐は壊滅的な打撃を受けていたことも初めて知りました。
島は国防の要。いつの時代も・・・
壱岐の南半分を作った火山活動でできた丘です。
そう、壱岐は白山火山帯の南端で、だから温泉も湧いています。
島を見渡す展望台と龍神様の神社がありました。
昼でも気温が1度くらいしかなく、
神社のお水もカチンコチン。
続いて、時々雪の散らつく中を、
國方主神社、住吉神社、水神社、熊野神社と回りました。
國方主神社の横は、行基が開いた国分寺跡となっていて、
古い石仏に引き寄せられました。
しめは、熊野神社です。
鈴木姓は、熊野御師がルーツなので、やっぱりお参りしなくちゃね。
よく見たら、眠り猫が待っていました。
帰る前に、ゆっくり温泉につかり、帰途へ。
壱岐空港を飛び立ってから、家の玄関を開けるまで4時間でした。
旅の思い出
長崎空港で思わず買ってしまった桃カステラ
実り多き旅に感謝