床は畳敷き、空間には倍音が響く。
「気韻と真言」講座の第二回目、昨日開催されました。
身体感覚講座でおなじみの松田恵美子先生と
高野山真言宗阿闍梨の宮島基行先生のコラボレーションです。
お二人に共通するのは、
尽きせぬ好奇心をもってご自分の世界を探求していること。
母音と身体。真言と密教の所作。
交差する領域を探求する旅を
参加者も一緒に体験するという、
奥深い講座です。
まず、ご真言をお唱えするための正式な伝授を受けます。
銀の鈴がお堂になったかのような神聖な雰囲気です。
五体投地や、合掌、坐り方など
高野山で学ぶのと同じやり方で学ぶとともに、
身体感覚のレクチャーも合わせると、
より自然に身体がまとまり、
心が静まります。
今回は、身体感覚講座の技法で、
竹を使って、各自、自分の軸をたて、
身体を整えました。
後半は、
真言、気韻(日本語の母音を唱える整体法)、瞑想と
音の深い世界へ入っていきます。
11時から18時半という長時間にわたる講座ですが、
集中は途切れることなく、
密度の濃い、深い時間となりました。
両先生と参加の皆さんで創る、
倍音の世界。
一期一会の時を味わうことができました。
この音の響き、身体に刻み込まれています。
次回は9月23日秋分の日。
きっと素晴らしいエネルギーに溢れた空間を
体験できることと、
今から楽しみにしています。