今年の7月より不定期で、『ヒマラヤの風』と題する講座が開講となりました。
講師の筒井重行先生は、口腔外科の顎関節症の専門医。
医科大の歯の治療椅子の上でありながら、
患者さんの自動運動を誘発する独自の治療法で30年以上臨床で、
様々な治療をされてきました。
歯医者さんなのに、内科や精神科の患者さんも癒す、腰痛も治す。
趣味のヒマラヤトレッキングで曼荼羅なども所蔵している。
すごい方がいるから紹介したいと、知人からお名前を聞いたのは10年以上前。
けれども、今年までご本人にお会いする機会がありませんでした。
出会いは、準備の整った時にやってくる!
昨年末、6階のスペース銀の鈴に遮光カーテンとプロジェクターがきて、
投映できる環境となりました。
講座に必要なスペースが整った今年、とうとう筒井先生が銀の鈴を来訪。
令和の幕開けと共に、講座が始まりました。
筒井先生の風楽自然療法は、
口を小さくぱくぱく動かすことで、迷走神経を活性化する健康法。
更に、自動運動を誘発して、治癒力のスイッチを入れるボディーワークですが、
医学的な説明にも、
自動運動を誘発する治療のきっかけとなったヒマラヤの旅の紹介にも
プロジェクターは必須でした。
私は、ダライ・ラマ法王のカーラチャクラ灌頂を
インド北部、ヒマラヤのラダックで授けられた縁があります。
このタイミングで『ヒマラヤの風』と題された講座が始まったことに、
時空を超えた計画を感じています。
5月の紹介講座 元号が令和と改まって初めてのイベントでした。
口をぱくぱくする健康法。ヒマラヤから持ち帰った仏画も見せていただきました。
7月のヒマラヤの風 アーナンダ・ヨーガとのコラボ講座
筒井先生がヒマラヤから持ち帰って以来、初めて外に出した曼荼羅でヨーガ瞑想。
9月のヒマラヤの風2
風楽自然療法とヒマラヤのスライドショー。
筒井先生がヒマラヤのお寺の版木で自ら擦った版画
オイルランプやティーカップ、持仏などのアンティーク小物も見せていただきました。
12月のヒマラヤの風3
自律神経についての易しい講義。
資料もたっぷり。口ぱくぱくが掲載された健康雑誌。医学雑誌やサイエンス誌。
風楽自然療法の口ぱくぱくと自動運動
筒井先生の一番のお宝。金箔と綿密な彫刻を施された経典の蓋が公開されました。
他にも、貝でできた数珠やしまいこまれていた経典を見せていただきました。
チベット語の書かれた経典が並べられると、参加の皆さんの集中度は更にアップ。
手にとって熱心に眺めます。
貝の数珠を身につけた筒井先生を囲む皆さんの様子、サンガ(僧団)に見えました。
ヒマラヤから持ち帰った曼荼羅や仏具を、
自分の感性をトレーニングするために使ってきた方法も開示され、
奥深い世界が垣間見得ました。
今年は4回の講座が開講されましたが、まだまだ序章。
養生法でありながら、原初の感覚を思い出す風楽自然療法。
今後が楽しみです。